ローコードテスト自動化ツール T-DASH

2024/04/18

特許第7450187号「T-DASH」画面の自然言語から対象オブジェクトの要素パスを取得する技術で特許を取得

「T-DASH」に実装された、画面に表示されている自然言語から対象のオブジェクトの要素パスを取得する技術について、特許を取得しましたのでお知らせします。

特許の概要

テスト実行を自動的に行う際の、「操作対象オブジェクト」及び「要素名」それぞれの表示位置に応じた対応関係情報を導出することにより、前記対応関係情報を取得し、画面に表示されている文字から対応する要素のパスを自動的に取得することができる技術です。例えば、Webサイトのログイン画面にある、IDとパスワードの入力タブのテストを自動実行したいときなど、本プログラムは、コンピュータに、テスト対象となるアプリケーションの画面情報を取得させます。取得した画面情報に基づいて、操作対象オブジェクトと要素名それぞれの表示位置に応じた対応関係を自動的に導出します。導出した対応関係情報とテスト情報に含まれる要素名に基づいて、テスト実行用のスクリプトを出力する処理を実行させることができます。

特許に関する内容は次の通りです。
・発明の名称:プログラム、情報処理方法、及び情報処理装置
・特許番号:特許第7450187号
・登録日:令和6年3月7日
・特許権者:バルテス・ホールディングス株式会社

開発の背景

テスト自動化を行う上で、テスト手順を書く手動の部分を自動化するためにはパス要素が必要であり、パス要素の設定は、テスト自動化を行う上で最も障壁となる作業の一つです。T-DASHは、非エンジニアでも簡単に使える自動化ツールとして、特別な知識が必要ない”自然言語”で操作できるようになっています。バルテスは、ユーザーの利便性を鑑みて、まさに誰でも効率的にテストが実行できるよう、画面に表示されている日本語でテストができる技術を開発し、特許を取得しました。