ローコードテスト自動化ツール T-DASH

テストの5年後を考えた時、
バルテスがツールを
作る必要があった
T-DASH開発総責任者 角田 誠

革命的
テスト自動化ツール
T-DASH

テストの5年後って?

最初どんなきっかけでT-DASHを開発しようと思ったのでしょうか?

T-DASHを開発しようとしたきっかけは、今のバルテスの事業の成長を考えた時に、今後5年後10年後のテスト業界ってどうなっているんだろう、とふと思ったことでした。今現在、テストのほとんどがマニュアルで行われていますが、技術進化の早いこの時代に、10年後もそのまま手動でテストが行われているだろうか、いや、その半分は5年後には少なくとも自動化されて、そう遠くないうちに、一部を除きテストはほとんどが自動化されているだろうと考えました。

テスト自動化には属人化問題などがあったりと、なかなか普及が進んでいない状況がありますよね?

はい、この普及が進まない状況を分析していると二つの問題があることに気が付きました。1点目は市場にある自動化ツールは利用料金や導入初期費用などが非常に高価で手を出しづらいということ、そして、2点目はツール自体を使う難易度が非常に高く、そもそもトライできる開発知識を持った人間がそう多くないということでした。仮に5年後に自動化が普及されていると考えると、それはどこかの外資企業が広く普及できるツールを開発して、業界を破壊しているだろうな、と。必要不可欠なツールを、海外の企業が日本の開発現場も知らずに作るということであれば、それならばいっそ自動化の知識も経験もあるバルテスが、カンタンで誰でも使えるツールを作ってやろう、とそこからT-DASHの開発がスタートしました。

バルテスの想定する自動テストへの移行イメージ 5年後には現在のマニュアルテストは半分以上が自動化されている 5年後には現在のマニュアルテストは
半分以上が自動化されている

ツール開発における戦略

T-DASHの開発を始めた際に何を重視していましたか?

まず破壊的イノベーションというキーワードを開発チームと共有しました。破壊的イノベーションというのは、そのツールの目的達成に対して、それまでのツールとは一線を画した進歩によって姿を大きく変えながら発展することを言います。例えばフィルムカメラがデジタルカメラになり、そしてスマホになった、というような事例が想像しやすいかな、と思います。自動化ツールの目的はもちろん、テストを自動化することによって開発スピードのアップと、品質をアップすることを両立させることです。そのことを考えたときに自動化ツールの開発で最優先すべきは、誰でも・簡単にということだと思い、日本語を始めとする自然言語でスクリプトをかけること、画面要素の取得難度を下げることにプライオリティを置き開発していきました。また、今後のツールのあるべき姿から逆算した時に、最初のリリース時点では、すべての自動化エンジニアが使うとは思えないようなマイナーな機能を外し、シンプルな機能・構成で公開することにしました。

テスト自動化市場を見据えて

T-DASHの開発サイドから見て現在のテスト自動化市場はどのように感じますか?

最初にも言ったのですが、現在市場にあるツールというのは、市場を拡大して、ムーブメントを起こすようなツールはないと考えています。既存のサービスを再考すると、導入やランニングコストが高価であったりHPで開示していないものが多く、なおかつ習熟に時間がかかります。一方で手厚くサポートを行い、手取り足取り教えていくスタイルなので、サービスは一見すると充実しているようで、逆に大多数を占める予算規模の小さい中小企業では導入しづらいと感じています。つまり、T-DASHのように、明瞭でオープンな安価で提供され、かつシンプルで誰にでも簡単に使えて、ハンズオフでもすぐに導入できるツールは現在のテスト自動化市場にはありません。私たちは完全なブルーオーシャン市場がここにある、と考えています。弊社で作成した価値曲線では現在のT-DASHはサポート面などでは他社と比べて優位性があるとはいえませんが、容易性とついている各項目では全て最上位に位置しています。市場の外あるニーズを意識しながら開発し、市場自体の拡大とナンバーワンのサービスを目指しています。

カメラ機能の搭載デバイスとサイズの変遷 グラフ

T-DASHの今後の展望

それでは今後T-DASHはどのようにして成長していくのでしょうか?

まずは機能の充実化に取り組んでいきます。シンプルな状態でリリースしたT-DASHですが、日々のフィードバックなどもあり、必須な機能、思っていたより要望が多くなさそうな機能など見えてきました。ベータ版から正式版、春のアップデートでは画面要素のインポート機能、英語対応、データドリブン機能などを追加しています。そして、2022年9月末には、CI/CD連携を始め、画像比較機能やカスタム動作の標準化も機能追加させていただきました。その先にはAIを利用しての画像比較や、テストケースの修正、画面要素取得などどんどん使い勝手が良くなり、より自動化されたT-DASHを目指して開発しています。

それはますます楽しみになっていきますね!

はい、単なるテストツールではなく、開発工程におけるTDDへの対応やRPAツールとしての活用方法も出てくると考えています。特にTDDではテストケースを中心とした新しい開発プロセスの定義や、機能要件やエピックストーリーをT-DASHのテストケースの形式で記載するなど、T-DASHが中心にある開発サイクルを構築することができるのではないかと考えています。画面要素を事前に定義しておけば、それをT-DASHへインポートするだけで、ソースコードを実装する前にテストの自動化が完了できるようになります。テストケースの自動生成ができれば、仕様書を取り込むだけでバリデーションチェックなどはその場で自動でできるようになります。また、バルテスで開発している「QualityTracker」というテスト管理ツールと連携して、テストの自動結果を取り込むと、開発者が別途進捗報告などを行わなくても、PMが品質と進捗の管理を容易にできるようになります。ここまでくるとT-DASHのテーマである破壊的イノベーションにふさわしい、テストから開発を変えるツールになれるかと思います。

T-DASH 価値曲線 T-DASH価値曲線

さいごに

さいごにT-DASHについて一言いただいてもよろしいでしょうか?

T-DASHはテスト作業を大きく改善してくれるツールです。自動化することにより、より正確に、より早くテストを行うことができます。現在ではWEBアプリケーションへの対応(2022年8月現在)のみとなっていますが、今後モバイルアプリやWindowsアプリにも対応していきます。開発現場を大きく変えるツールとして、皆さんのフィードバックも大事にしながら開発をしていきますので、皆さん一度T-DASHを触ってみてください。そして、こうなったらいいな、とかこうなると便利なのに、といった声をぜひ弊社までいただけると助かります。エンジニアのみなさんの開発現場を幸せなものにすべく、今後も進んでいきますのでぜひよろしくお願いします。

さらに便利な機能実装を予定しています

2024年度上半期~
・スマホネイティブアプリ対応
・キャプチャーツール強化版(iFrame、Shadow DOMでもトラッキング可能)
・キャプチャー&リプレイ機能(Webアプリ)
・キャプチャー&リプレイ機能(Windowsアプリ)

※2024年4月時点での予定です。