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2025/12/17
12月10日「T-DASHテスト自動化セミナーT-DASHハンズオンセミナー~Webアプリを実際にテスト自動化してみよう~」の質疑に関して
12月10日に開催しました、「T-DASHテスト自動化セミナーT-DASHハンズオンセミナー~Webアプリを実際にテスト自動化してみよう~」にて、セミナー中やアンケートにて多くのご質問や課題を頂戴いたしました。
時間の都合上、セミナー中に皆さまのご質問にお答えできなかったこともあり、ご参加いただきました皆さまから頂戴したご質問・課題について、回答として掲載いたします。
ぜひ、ご参考にご覧ください。
Q&A
Q1:テストケースの入力や整備が大変そうな印象でした。下記、質問です。
・実施したテストの履歴はExcelにエクスポートして、その履歴管理をしていくのが良いのでしょうか。
・(聞き逃した可能性がありますが)いくつかの操作で完結する機能の場合、どのようにしてテストケースを登録するかがわかりませんでした。
ご意見、ご質問ありがとうございます。
ハンズオンセミナーでは操作の流れをご理解いただきやすくするため、画面定義とテスト手順作成を個別に行う形でご案内いたしましたが、テストケース作成を簡略化する機能として、レコーディング機能もご用意しております。
本機能をご活用いただくことで、先にご案内した内容を画面上で操作するだけで、テストケースが自動的に作成されます。ぜひご活用ください。
また、テストの実行結果につきましては、ダッシュボード画面から各テスト回の実行結果をご確認いただけるほか、レポートファイルとして既定のフォルダに保存されます。
実行結果のバックアップを行われる場合には、こちらのレポートファイルをご利用いただくことをおすすめいたします。
なお、「いくつかの操作で完結する機能」が、別画面での操作を含むケースを指している場合には、「画面のURLをブラウザで開く」や「現在のブラウザでURLを開く」といった動作をご活用いただければと思います。
Q2:セミナー中に下記の質問をさせていただきました。
丁寧に回答いただきまして誠にありがとうございます。
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画面に表示されているAの値に、値Bを加算した結果C(A+B)が表示される
※具体例としては、現在の手持ちの金額AにBを入金したらCとなる
上記のような場合の動作の定義が知りたいです
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計算式を含めた動作の検証については、動作関数の作成から定義づけるということで理解しました。
無知で大変恐縮なのですが、seleniumというブラウザー自動化プロジェクトについての知識がないと活用は難しいという認識で相違ないでしょうか。
引用することで動作関数を定義づけることが出来る計算式などあればご教示いただけますと幸いです。
ご質問ありがとうございます。
T-DASHのインストール時点で含まれている標準動作のみをテスト自動化でご活用いただく場合には、専門的な知識がなくてもお使いいただけるものと認識しております。
ただ、今回のように標準動作以外にも、より専門的な動作を実現されたい場合には、T-DASHのベースとなっているRobot FrameworkやPythonの知識をお持ちいただくことで、活用の幅がさらに広がるかと存じます。
また、カスタム動作につきましては、T-DASHのチュートリアルや、弊社社員が投稿しているQiita記事をご確認いただくことで、具体的な活用ポイントをご理解いただけますので、ぜひご活用ください。
(参考)
・カスタム動作に関するチュートリアル一覧
・T-DASHに関するQiita記事一覧
Q3:テストランをすべてで実行(Chrome、Firefox、Edge)してみたら、Edgeのみ最後の「「マイページHOTELPLANISPHERE-テスト自動化練習サイト」画面の「山田一郎(P)」に「山田一郎」の文字列が表示されていることを検証する」で要素が見つかりませんのエラーが出ました。なぜでしょうか
ご質問ありがとうございます。
エラー内容の詳細により回答が異なりますが、ブラウザごとに要素の描画タイミングやDOM構造が異なるため、特定のブラウザ(今回の場合はEdge)のみで要素取得に失敗するケースは発生し得ます。
特に、画面の表示完了前に検証処理が実行されている場合や、ブラウザ固有の差異によりXPathや要素の取得条件が一致しない場合には、「要素が見つかりません」といったエラーが発生することがあります。
このような場合には、要素の表示を待つ処理を追加する、またはブラウザ差異の影響を受けにくい指定方法へ見直すことで、改善が見込まれる可能性がございます。
なお、自動テストの作成・運用にあたりご不明な点等がございましたら、T-DASHツール右上のメールアイコンよりカスタマーサポートへお問い合わせいただけますので、ぜひご活用いただけますと幸いです。
Q4:T-DASHでテスト実行後に、DB登録の結果を抽出・登録されたレコードの削除まで実施したい場合、Pythonで構築したカスタム動作との組み合わせで実現可能との記事を見たのですが、DBの登録内容や削除後の結果を別ファイルに出力するなどのことは可能なのでしょうか。
ご質問ありがとうございます。
はい、可能です。
Pythonで構築したカスタム動作内にて、データ抽出完了後に別ファイルへ出力する処理を実装いただくことで、実現できるものと考えております。
Q5:webブラウザでプルダウン、ラジオボタン、セレクトボックスを使用しているのですが、動作の指定で「チェックボックスを選択にする」などを使用しても正常に動きません。
「要素をクリックする」に指定した場合は正常に動きます。
調べたところ、JavaScriptが原因だと想定しているのですが、認識に相違ないでしょうか。
ご質問ありがとうございます。
ご認識に相違ございません。
素のチェックボックス、ラジオボタン、セレクトボックスにつきましては、「チェックボックスを選択にする」などの専用動作をご活用いただけますが、カスタムコントロール等で作成されている場合には、正しく動作しないケースがございます。
そのため、カスタムコントロールが使用されている場合には、「チェックボックスを選択にする」ではなく、「要素をクリックする」にて操作いただくことをおすすめいたします。
ご意見・ご感想1:SafariやAndroid、iOSへの対応を望みます。
ご意見ありがとうございます。
PC版Safariへの対応につきましては、貴重なご意見としてお客様からの声を社内で共有し、今後の改善項目として活用させていただきます。
また、AndroidおよびiOSにつきましては、ネイティブアプリへのテストとして正式対応いたしております。
各OSのWebブラウザを用いたテストについても実施可能となっておりますので、トライアル期間中にお試しいただけますと幸いです。
ご意見・ご感想2:序盤で操作につまづき、操作が追いつけなくなってしまいました。
最後に時間が余ったので、トピックの変わり目で少し待っていただくなどしていただければありがたかったです。
セミナーの時間配分につきまして、ご意見をご記載いただきありがとうございます。
本件につきましては、ハンズオン運営チーム内で共有のうえ、今後の運営改善に活かしてまいります。
T-DASHでは、T-DASH公式サイトにて様々な使い方を紹介するチュートリアルや機能についてのFAQがございます。また、ご利用に関するご不明点はT-DASHサポートまでお気軽にご相談ください。
引き続き、T-DASHをよろしくお願いいたします。
セミナーに関する情報は、>>ウェビナーやイベント情報 からご確認いただけます。