ローコードテスト自動化ツール T-DASH

Javaを使ってテスト自動化 使い慣れた言語で業務効率化をはかろう!

現代の社会は様々な場面で、アナログからデジタルに置き換えるIT化が行われています。そのため、ITエンジニアの需要は日々増しています。そんなITエンジニアは、設計や開発、テストなど様々な業務を抱えています。しかし、業務である以上、使用できる時間は有限であるため、可能な限りの効率化を図っていかなければなりません。

本記事では業務効率化について説明し、その中から自動化をピックアップします。そして対象をテストに絞り、人気言語であるJavaを使ったテスト自動化を行う手法をご説明いたします。自分でプログラムを組む必要のないテスト自動化方法もコッソリご紹介します!

業務の効率化をはかろう!

私たちが日々抱えている業務を限られた時間の中でこなすためには、効率化をおこなっていく必要があります。ここでは業務効率化の様々なアプローチの中から、いくつか例を紹介します。

業務効率化のアプローチ】

・マニュアルの作成

・細分化、優先順位付け、分配

・自動化

マニュアルの作成では作業の手順やその詳細、ナレッジ等をまとめた文書を作成します。社内Wikiとも呼ばれることもあります。

マニュアル化により、質問等のやり取りによる時間の消費を軽減できます。また、自分でおこなった作業でも時間がたつと忘れてしまうことがありますよね。そういった時に調べなおす必要がなくなります。さらに、担当した人がプロジェクトから居なくなってしまっていても、マニュアルを見ながら作業をおこなえるというメリットもあります。

マニュアルの作成はマニュアル管理のサービスがあるので、そういったサービスを使用すると良いでしょう。カテゴリー分けやわかりやすい見出しを付けるなど、あとから探しやすくすることも重要です。

細分化は、作業を細かく分割していくことです。それにより、対応の手順が整理され、明確化したり、別のメンバーへの振り分けが可能になったりします。また、進捗をより詳細に把握でき、スケジュールの調整もより正確になります。大事なポイントはできるだけ細かい単位に分解することです。

優先順位付けはタスクに対して、どれだけ重要かどうかを考慮し、対応の順番を決めることです。これにより、対応が間に合わなかった場合でも残された対応の影響度が低くなります。

システムやユーザーへの影響度、実装の難しさなどを考慮して決定すると良いでしょう。

分配は、細分化によって分割されたタスクをメンバーに振り分けることです。それにより、一人で対応するのは難しい作業でも協力して進められるようになりますし、チームの力を生かせるようになります。メンバーの得意不得意を把握し、得意な部分を当てるように振り分けると、より高い効果を感じられるでしょう。

自動化とは、今まで手動で行っていた作業をプログラムに実行させることです。自動化のメリットは、人の手で作業するよりも時間を短縮できるようになりますし、同時進行で作業を進められるようになる等があります。その他にも「やったと思ったらやってなかった」「手順を間違えていた」、というようなヒューマンエラーをなくすこともできます。

次に、この自動化の例としてテスト業務を自動化する方法を紹介していきます。

Javaを使ったテスト自動化

先ほど説明した通り、自動化により手動で行っていた作業を効率化できます。自動化の手法との一つとして、自らで自動化プログラムを組む方法があります。

今回着目する言語はJavaです。Javaを選択した理由は、経験者が多く、人気の高い言語だからです。JavaはJava仮想マシン上で動いているため、どんなOS上でも動作し、業務システムやアンドロイドアプリ開発、ウェブ開発、ゲーム開発等、様々な場面で使用できます。

では、Javaでテスト自動化を行う手法を紹介します。Javaテストを自動化するには自動化用のフレームワーク等を使用します。

【自動化フレームワークの例】

・JUnit

・Selenium(セレニウム)

JUnitとは、Javaプログラム上で単体テストを行うためのフレームワークです。JUnitはJavaファイルを用意し、テストメソッドを持つテストクラスを実装します。本来の処理の途中でこれらのメソッドを呼び出すことにより、指定したタイミングで変数や関数の返り値が期待した値になっているかどうかをテストできます。そのため、エラーが発生した場所や原因が特定しやすくなり、改修の手間が省けます。

セレニウムとは、ブラウザの自動制御を行うフレームワークです。ウェブ上でテストを行う場合、このフレームワークを使用する必要があります。セレニウムはウェブドライバーというブラウザ制御を行うツールを操作します。ウェブドライバーは、想定するブラウザごとに使用するものを変更しなくてはなりません。このツールを使用する手法では、ブラウザ操作を再現できるため、実際にプログラムを動かしたときに期待した動作が行われているかどうかを確認できます。

しかし、どちらも共通したデメリットが存在します。

プログラムを組まなくてもテスト自動化はできる

テスト自動化は、自分でプログラムを組んで行えますが、それにはデメリットも存在します。

【プログラムを組んだ場合のテスト自動化のデメリット】

一つは環境構築です。

先ほど紹介した通り、テスト自動化のためのソフトウェアを使用するため、環境構築が難しい場合があります。調べて出てくる記事とバージョンや環境が違うだけで動かないことはよくあります。また、それらの環境をチームメンバー全員分準備する必要があります。

二つ目はメンテナンスコストです。

テストの自動化は、テスト対象のプログラムに修正が入るたびに自動化プログラムもメンテナンスしていく必要があります。そのため、自動化プログラムを作った人が居なくなった時や作り方を忘れてしまった時は、そのたびにゼロから調べなおすこととなり、学習コストが増える可能性もあります。

こういったデメリットを回避できるツールが、テスト自動化ツールT-DASH」です。T-DASHは「誰でも簡単に」テストを実装できます。「誰でも」というのは、「プログラムを触ったことがないような非エンジニアでも」という意味です。T-DASHは直感的に使用できるようデザインされたツールで、テストの実装は日本語や英語といった自然言語で行えます。さらに、インストーラーを起動するだけで環境がテスト構築されます。

まとめ

本記事では、業務効率化とそのアプローチを紹介し、そのアプローチ一つである自動化の対象をテスト業務に絞り解説してきました。テスト自動化は、人の手での作業よりも時間を短縮でき、効果が大きい、業務効率化においてとても重要であることが分かったと思います。

テスト自動化は、今回紹介したJava以外でも実装できます。ご自身の得意な言語でプログラムを組んで試してみてください。自分でプログラムを実装したら詰まってしまった、改修に時間がかかってしまった、引継ぎが大変だったといった課題を抱えた方は、ぜひテスト自動化ツール「T-DASH」を試してみてください。

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