ローコードテスト自動化ツール T-DASH

UIテストの観点 何から始めていいかわからない人のための解決方法

システム開発において、UIテストは必ずと言ってもいいほど実施されています。UIによってユーザの満足度が大きく変わるため、何よりも重要となっています。しかし、仕様が決まっていない、設計書がないなど、UIテストが不十分になり、結果として、満足のいくシステムにならないこともあるでしょう。時間がかかりすぎて予算をオーバーしてしまうこともあるかもしれません。それではUIテスト成功させるにはどうすればいいでしょうか?本記事では、UIテストの観点や効率化のポイントを、テンプレートを交えながら解説していきます。

設計書がない画面のUIテストが始まってしまった・・

システム開発の’あるある’ですが、設計書に不足や存在しない場合があります。実際に配属されたプロジェクトでも設計書が存在しませんでした。しかも一人ではなくチームであったので、チーム内で仕様の共有が必要でした。

途中参画のため、仕様を知らなかったこともあり、実際にシステムを動かしつつ理解していきました。締め切りが近く、UIテストのテスト仕様書をいきなり書き始めました。しかしチームのメンバー同士で仕様の理解度に違いがあり、間違いが頻発しました。また記載方法も一貫性がなく満足するものではなかったので、テスト仕様書を書くのをいったん中止しました。

仕様を固めるため、最初に画面遷移図を作成しました。これでたとえ仕様を知らない新規のメンバーの追加があってもシステムのイメージが簡単に固まります。全体を俯瞰できるので、不自然な遷移や必要な画面が見えてくるメリットもありました。遷移の条件も簡単に書いておくと、わざわざ詳細設計を確認しなくてもわかるので、時間短縮につながります。

他にもあったほうがよい仕様書として、画面仕様書があります。UIテストでは最低限すべてのボタンの動作の確認が必要なので、あると便利です。画面仕様書をベースにそれぞれのボタンについてUIテスト仕様書を作成できます。

最低限必要な仕様書ができあがったので、いよいよテスト資料書を作成するようにします。各メンバーで、どれほど詳しく記載するかバラバラになるので、一度経験者が作成してそれを参考にすると画面ごとの仕様書に差異を少なくすることができました。以上のような対応を実施して何とか乗り切ることができたのです。

UIテストの観点にテンプレートを使おう

UIテスト仕様書を作成する場合、どういった観点で作成しようか検討する必要があります。よくある観点としては、大項目・中項目・小項目を分けるものがあります。例えば、大項目はログイン、中項目は、ログイン成功、小項目は正常など細分化してわけるような形です。

この方法で問題なのは、異常系の入力値など半角・全角・漢字・特殊文字など様々なものをテストする必要がありますが、経験を積まないとわからないケースがあります。そのため、テンプレートが大事になります。

以前実施したプロジェクトのテスト仕様書を確認して、何が必要か洗い出すとテンプレートの活用はうまくいきます。過去にプロジェクトがない場合は、協力会社の方までヒアリングするなど方法があります。確実なのは、テストの専門会社などナレッジがたまっている会社に依頼するとよいでしょう。抜け漏れがなくきちんとした知見があるので、プロジェクトが失敗しづらいのです。

効率的にUIテストを進める方法

テストを実施するにあたり、時間も限りがあるので効率的に進める必要があります。システム開発において一番工数がかかるのが、テストです。このテストの工数を減らすのがシステム開発において重要です。単純にテストの項目数を減らすとシステムの信頼性が担保できないので、難しい問題です。無駄なテストをなくすのも大事ですが、テストの実装方法について次に記載します。

まずテスト仕様書は、誰が読んでも同じ解釈ができる粒度で記載しましょう。方法がわからず、理解するのに時間がかかって結果として、詳しく記載する以上時間がかかってしまいます。またテスト実施者も仕様を理解していることも大事です。仕様を理解していると、テスト仕様書の間違いやUIに不自然な箇所に気がつけます。

テスト自動化も検討したほうがいいでしょう。リリース前には、リグレッションテストを実施すると思いますが、時間がかかるので、自動化できると工数の削減や時間の短縮につながります。自動であれば、簡単な修正でも気軽に確認ができるので、デグレを早期に発見できるなどメリットもあります。自動化はテスト自動化ツールを使うと楽になります。例えばT-DASHなど簡単に導入可能です。日本語で専門的な知識がなくても可能なので、検討してみるといいかと思います。

まとめ

UIテストでは、情報共有が大事で画面遷移図や画面仕様書を作成する必要があります。テスト仕様書は一度経験者が作成して参考にして、差異を減らしましょう。

テスト仕様書は過去の実績をンプレートとして利用すると抜け漏れが少なくなり間違いも減ります。なければ、経験のある人や会社に依頼するべきです。効率的にテストを実行するには、

以下の3つの対策が有効です。

  1. テスト仕様書は誰が読んでも同じ解釈ができる粒度で記載する。
  2. テストの実施者も仕様を理解する。
  3. テスト自動化を検討する。

ぜひ、このような対策を実施してみましょう。

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