ローコードテスト自動化ツール T-DASH

Windows版T-DASHの起動が遅い場合の対処方法

T-DASHのアイコンをクリックしてから使用可能となる(T-DASHのUIがブラウザに表示される)までに時間が掛かる場合の対処方法についてお伝えします。

トラブルシューティングフロー

T-DASHの起動が遅くなる原因は複数あり、それぞれ対応内容が異なります。

ご利用環境で発生している症状を確認いただき、フローの内容を照らし合わせの上、対応手順を実施してください

対応手順

対応策① ウイルス対策ソフトで除外設定をする

T-DASHは起動時に動作に必要なファイル群を一時領域に展開しており、展開されたファイルがリアルタイムスキャンされることで起動時に時間が掛かっている可能性があります。

ご利用環境にインストールされているセキュリティソフトの除外設定を活用することで起動速度を向上できます。設定方法についてはお使いのウイルス対策ソフトのヘルプをご確認ください。

除外範囲:フォルダ(サブフォルダを含める)
除外フォルダ:C:\Users\(ユーザー)\AppData\Local\Temp\_MEI*
(一次領域に展開されるフォルダ名は「_MEI12345」といった「_MEI」を含んだランダムな数値となっています。)

対応策② 既定のコンソール設定を変更する(Windows11環境のみ)

Windows11より既定のコンソール設定が追加されました。
初期値に設定されている内容がT-DASHと相性が悪く、端末によっては起動に掛かる時間が数倍変わることを確認しております。
ご利用OSがWindows11の場合、以下手順で起動速度を速められる可能性があります。

1. Windowsアイコン > 検索欄に「ターミナル」を入力し、検索結果の「ターミナル」をクリック

2. タブ表示のコマンドプロンプト(もしくはPowerShell)が表示されるため、ウィンドウ上部の空き領域で右クリック > 設定クリック

3. 「スタートアップ」内の「既定のターミナルアプリケーション」が「Windowsで自動的に選択する」が選択されているため「Windowsコンソールホスト」を選択して、ウィンドウ最下部「保存」をクリック

4. T-DASHを起動するとタブ表示でなくウィンドウ表示で起動し、起動速度が速くなります

※ 設定を元に戻す場合:手順3で「Windowsで自動的に選択する」を選択して、ウィンドウ最下部「保存」をクリック

対応策③ 不要なプロジェクトや実行レポートを削除しバックアップ対象を減らす

起動時やプロジェクトインポート時はT-DASHに含まれている全プロジェクトを対象にバックアップを取得しています。
プロジェクトや各プロジェクトでのテスト実行が増えると、バックアップ対象が増え起動に時間が掛かる原因となります。
バックアップに時間が掛かる場合は、以下手順をお試しください。

不要な実行結果(レポート)を削除する
1. 対象のプロジェクトのダッシュボードページを開く
2. 「最新の実行結果」内のテーブル右側のごみ箱アイコンをクリックする

※ 該当する実行結果が削除され、レポートファイルも削除されるためバックアップ対象容量を減らすことができます


不要なプロジェクトを削除する
※ 手順実行前に必要に応じてプロジェクトエクスポートし、作成されたsyncファイルを別領域に保存してください。
プロジェクトファイルをエクスポートしよう

1. プロジェクト一覧画面表示する
2. プロジェクト一覧テーブル右側のごみ箱アイコンをクリックする

3. 削除確認ダイアログが表示されるため「はい」をクリックする
※ プロジェクト関連のファイルが削除されるためバックアップ対象容量を減らすことができます

対応策④ バックアップ設定をOFFにする

T-DASHのバックアップ自体が不要の場合は、設定をOFFにすることで起動速度を速めることが可能です。
※ 起動時バックアップが行われなくなるため、任意のタイミングでお客様にて手動バックアップを行ってください。
関連チュートリアル: バックアップ設定を活用してみよう

1. T-DASH画面右上歯車アイコン > バックアップ設定をクリック
2. バックアップ設定ページ内「起動時自動バックアップ」をOFFにする

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