キャプチャ&リプレイ機能(対象:Windowsアプリ)を使って操作した内容からテスト手順を作成しよう
はじめに
T-DASHは、日本語でテストケース作成・実行できるテスト自動化ツールです。
本チュートリアルではキャプチャ&リプレイ機能(対象:Windowsアプリ)の活用方法をお伝えします。
キャプチャ&リプレイ機能では、実際のアプリケーション操作手順をレコーディングし、
その操作手順をデバッグ実行で自動的に再現することができます。
もくじ
制限事項
- Windowsアプリでご利用いただけます(Androidアプリ、iOSアプリではご利用いただけません)
- 対象とするアプリの実装や操作内容により意図した操作が記録されない場合があります
- 取得された画面要素(XPath)はテスト実行時に利用できない場合があります
- お使いのPCのOSやIMEの設定によりキーボード操作が意図しない形で記録される場合があります
操作方法
Windowsアプリプロジェクトでテストスイート画面を開き、テストケースのデバッグボタンをクリックする。(キャプチャ&リプレイ機能はテストスイートのデバッグボタンからは利用できません)

デバッグ画面には下記のボタンが表示されています。
UIイメージ | 名称 | 説明 |
---|---|---|
![]() |
レコーディング開始ボタン | プロジェクト登録時に設定したアプリを起動し、レコーディングを開始する |
![]() |
レコーディング終了ボタン | レコーディングを終了し、対象アプリと操作パネルを閉じる |
![]() |
デバッグ開始ボタン | レコーディングした手順をデバッグ実行する |
操作をレコーディングしテスト手順を作成する(キャプチャ機能)
レコーディング開始ボタンをクリックする。

対象アプリと操作パネルが起動される。

操作パネル内容説明
UIイメージ(選択時表示) | 名称 | 説明 |
---|---|---|
![]() |
記録ボタン | 対象アプリの操作をレコーディングする状態。 |
![]() |
一時停止ボタン | 対象アプリの操作をレコーディングしない状態。 |
対象アプリで操作を行うと、T-DASH側デバッグ画面に手順が追加されます。

操作対象のアプリにマウスオーバーすると要素が赤枠で囲まれます。操作の際は、赤枠で囲まれた要素を操作してください。
(赤枠で囲まれていない要素を操作すると、意図した手順をレコーディングできない場合があります。)

操作に対応して追加されるテスト手順については、以下記事をご確認ください。
Windowsアプリのレコーディング操作で追加されるテスト手順について
T-DASH側のデバッグ画面のレコーディング終了ボタンをクリック、または操作パネルを閉じる、対象アプリを閉じることでキャプチャ機能が終了します。

レコーディングした手順を実行する(リプレイ機能)
レコーディングした手順がデバッグ画面に反映されていることを確認し、「デバッグ開始」ボタンをクリックする。

アプリが起動し、レコーディングした手順が実行される。

デバッグ画面の利用方法は以下記事をご確認ください。
デバッグ実行中に特定の手順で失敗する場合
レコーディングした手順の実行に失敗した場合、以下の内容をご確認ください。
レコーディングできていない手順、または不要な手順が存在する
対象アプリの実装内容により手順が記録できない、また過剰に手順が記録される場合があります。手順に過不足が存在することにより後続の処理が失敗している場合は、デバッグ画面内で手順追加・手順削除を行うことにより解消することができます。
画面定義(XPath)が原因
レコーディングした時点で取得できたXPathとテスト実行時のXPathが異なることがあり、テスト実行に失敗している場合があります。該当するXPathをT-DASHのキャプチャツールを用いて取得し直してください。
【画面定義】Windowsアプリのキャプチャツールを使用しよう
取得したXPathを手順内の画面定義に適用することで正しい挙動に修正が可能です。