並列実行や共同編集機能で共有相手のPCが表示されない場合の対処方法
はじめに
新T-DASHでは、並列実行やプロジェクトの共有・共同編集を行う際に、同一ネットワーク上で新T-DASHを起動しているPCを自動で検出します。
共有相手のPCが一覧に表示されない場合は、PCやネットワーク、ファイアウォールの設定を確認する必要があります。
本ページでは、並列実行やプロジェクト共有・共同編集で共有相手のPCが一覧に表示されない場合の確認方法と対処方法について説明します。
ゴール
並列実行やプロジェクト共有・共同編集で共有相手のPCが一覧に表示されない場合に、必要な設定を確認し、共有相手のPCを一覧に表示できること
前提
- 自分のPCと共有相手のPCに新T-DASHがインストールされていること
もくじ
詳細
並列実行やプロジェクト共有・共同編集では、同一ネットワーク上で新T-DASHが起動しているPCを自動で検出します。
共有相手のPCが一覧に表示されない場合は、以下を確認してください。
1. 各PCの状態を確認する
自分のPCと共有相手のPCが、以下の状態になっていることを確認します。
- PCがスリープ状態になっていないこと
- 同一ネットワークに接続されていること
- 新T-DASHのバージョンが揃っていること
- 新T-DASHが起動しており、ライセンス認証済みであること
- 同じ組織のライセンスで認証されていること
自分のPCと共有相手のPCは、同じルーター(Wi-Fiアクセスポイント)に接続してください。
ゲスト用Wi-FiやVPNを経由している場合、共有相手のPCを検出できないことがあります。
すべての項目を満たしていても共有相手のPCが表示されない場合は、ファイアウォールによって通信がブロックされている可能性があります。
次の手順に進んでください。
2. ファイアウォールで通信を許可する
利用するすべてのPCで、新T-DASHに必要な通信がファイアウォールで許可されていることを確認します。
設定するPCのOSを選択してください。
Windowsの場合
Windowsでは、「mDNS」と「tdash-backend.exe」の2つの通信の許可が必要です。
| 通信 | 役割 | 表示例 | ポート |
| mDNS | ネットワーク上の新T-DASHを互いに検出するための通信 | mDNS(UDP 受信) | UDP 5353 |
| tdash-backend.exe | テストの指示やプロジェクト共有のデータをやり取りするための通信 | T-DASH Backend Server | TCP 9001~9099(並列実行) TCP 9100~9199(プロジェクト共有・共同編集) |
■ tdash-backend.exeについて
ポート番号ごとではなく、tdash-backend.exe単位で通信を許可することをおすすめします。
確認手順
1. Windowsの検索ボックスで「セキュリティが強化された Windows Defender ファイアウォール」を検索して開きます。
Windowsの「設定」から開く場合は、以下の順に選択します。
「プライバシーとセキュリティ」→「Windows セキュリティ」→「ファイアウォールとネットワーク保護」→「詳細設定」
※セキュリティソフトを使用している場合、Windows セキュリティから開けないことがあります。
2. 左メニューから「受信の規則」を開きます。
3. 一覧から以下の2つの規則を確認します。
• mDNS(UDP 受信)
• T-DASH Backend Server
4. 現在使用しているネットワークのプロファイルに対応する対象の規則をダブルクリックし、プロパティを開きます。使用しているネットワークを確認する方法は「プロファイルについて」をご覧ください。
5. 「全般」タブの「操作」で「接続を許可する」が選択されていることを確認します。「接続をブロックする」が選択されている場合は、「接続を許可する」に変更し、「OK」をクリックします。
【T-DASH Backend Serverの規則が見つからない場合】
「受信の規則」にT-DASH Backend Serverの規則が見つからない場合は、tdash-backend.exeの通信を許可する規則を作成します。
1. 「受信の規則」で右クリックし「新しい規則」を選択します。
2. 「プログラム」を選択し、以下のtdash-backend.exeを指定して「次へ」をクリックします。
ファイルパス:C:\Users\【ユーザー名】\AppData\Local\Programs\T-DASH PRO\resources\backend\tdash-backend.exe
※【ユーザー名】には、使用しているWindows PCのユーザー名が入ります。
3. 「接続を許可する」を選択して「次へ」をクリックします。
4. 規則を適用するプロファイルを選択して「次へ」をクリックします。選択するプロファイルについては、「プロファイルについて」をご覧ください。
5. 規則の名前と説明を指定し、「完了」をクリックします。
【プロファイルについて】
使用しているネットワークの種類は、「設定」→「ネットワークとインターネット」から、接続中のネットワークが「プライベート ネットワーク」または「パブリック ネットワーク」のどちらに設定されているかを確認できます。
作成した規則は選択したプロファイルにのみ適用されるため、使用しているネットワークの種類に合ったプロファイルを選択してください。
【以前のバージョンからアップデートした場合】
旧バージョンの実行ファイルmain.exeに設定していたファイアウォールの許可は、現在のtdash-backend.exeには引き継がれません。
「T-DASH Backend Serverの規則が見つからない場合」を確認し、改めてtdash-backend.exeの接続を許可する受信規則を作成してください。
Macの場合
Macでは、「ファイアウォール」と「ローカルネットワーク」の2つの設定を確認します。
| 設定 | 役割 | 設定場所 | 一覧での表示例 |
| ファイアウォール | 新T-DASHが通信を受け取れるようにするための設定 | システム設定 > ネットワーク > ファイアウォール | T-DASH2 |
| ローカルネットワーク | ネットワーク上の新T-DASHを互いに見つけられるようにするための設定 | システム設定 > プライバシーとセキュリティ > ローカルネットワーク | T-DASH2 |
ファイアウォールを確認する
1. Appleメニューから「システム設定」をクリックします。
2. 「ネットワーク」>「ファイアウォール」をクリックします。
3. 「すべての受信接続をブロック」がONになっている場合はOFFにします。
4. 同じ画面で、「T-DASH2」と関連アプリの受信接続が許可されていることを確認します。
※ Macのファイアウォールでは、アプリ名が「T-DASH」ではなく、インストール時の名称「T-DASH2」と表示されます。v1.0.2以前からアップデートした環境では、「T-DASH Pro」のまま表示されることがあります。
■「すべての受信接続をブロック」について
「すべての受信接続をブロック」は、新T-DASHだけでなく、すべてのアプリの受信接続に影響します。
もともとONにしていた場合は、機能を使用した後に「システム設定」>「ネットワーク」>「ファイアウォール」>「オプション」から元の設定に戻すことを検討してください。
【ファイアウォールの一覧に「T-DASH2」「T-DASH Pro」が表示されない場合】
ファイアウォールの一覧に「T-DASH2」または「T-DASH Pro」が表示されない場合は、以下の手順で追加します。
1. 「システム設定」>「ネットワーク」>「ファイアウォール」>「オプション」を開きます。
2. 「+」ボタンをクリックし、「T-DASH2」を追加します。
※v1.0.2以前からアップデートした環境では、「T-DASH Pro」を追加します。
3. 追加したアプリの設定で「外部からの接続を許可」を選択します。
ローカルネットワークを確認する
1. 「システム設定」>「プライバシーとセキュリティ」>「ローカルネットワーク」を開きます。
2. 「T-DASH2」をONにします。
※ ローカルネットワークがOFFの場合、共有相手のPCが一覧に表示されません。
3. 1、2で解決できない場合
上記を確認しても共有相手のPCが表示されない場合は、以下を確認してください。
- セキュリティソフトに独自のファイアウォール機能がある場合は、セキュリティソフトの設定でも新T-DASHの通信がブロックされていないことを確認してください。
- Windowsでファイアウォールの規則を手動で追加した場合は、規則のプロファイル(ドメイン/プライベート/パブリック)と、現在接続しているネットワークの種類が一致していることを確認してください。
- PCのホスト名が他のPCと重複している場合は、重複しないホスト名に変更してください。
- VPNや仮想ネットワークアダプタ(Dockerなど)が有効な場合は、一時的に無効にして確認してください。
- 解決しない場合は、ログをダウンロードしてカスタマーサポートへお問い合わせください。
ログのダウンロード手順については「ログをダウンロードして問い合わせをしよう【公開予定】」をご覧ください。
お問い合わせはこちら
なお、「テスト実行PC選択」画面の「共有相手のPCが一覧に表示されない(並列実行がうまくいかない)場合はこちらをご確認ください」リンクからも確認手順を参照できます。