ローコードテスト自動化ツール T-DASH

T-DASHでWindowsアプリのテスト自動化をしよう

はじめに

T-DASHは、日本語でテストケース作成・実行できるテスト自動化ツールです。
今回は、「蔵書アプリ」でテストを自動実行する流れを紹介させていただきます。

前提

対応プラットフォーム:Win32、WinForms、WPF

Java、Node.js(Electron)系のWindowsアプリはサポートとしておりません。
特にはクロスプラットフォームアプリの場合はテスト自動化できない可能性が高いです。
※対応のプラットフォームのアプリでも確実に動くとは限りません

サンプルアプリ

■蔵書管理サンプルアプリ

 書籍の追加、編集、削除が可能

■フレームワーク

 WPFアプリケーション

■言語

 C#

■書籍管理アプリ入手先
https://github.com/valtes-rd/t-dash/releases/tag/windows_app_tdash

詳細

T-DASHでWindowsアプリのテスト自動化のフロー

  1. プロジェクトを作成する
  2. テストケースを作成する
  3. 画面定義を作成する
  4. 任意のブラウザで自動テストを実行する
  5. レポートを確認する

手順

1.プロジェクトを作成する

1.1. 「プロジェクトを作成」ボタンをクリックする

1.2.プロジェクト作成画面にて、 「作成」ボタンをクリックする
プロジェクト種類:Windowsアプリ
キー:”半角英数字の任意の文字列”
プロジェクト名:“任意の文字列”
対象アプリ名:”任意の文字列”
対象アプリexeパス:”対象アプリのパス”

1.3. 新しく作成されたプロジェクト名のリンクをクリックする

2. テストケースを作成する

2.1. サイドメニューから、テストスイートを選択、「テストスイートを作成する」ボタンをクリックする

2.2. 任意のテストスイート名を入力し、作成ボタンをクリックする


2.3. 作成したテストスイート名をクリックし、「テストケースを作成する」ボタンをクリックする


2.4. 任意のテストケース名を入力し、作成ボタンをクリックする


2.5. 作成したテストケース名をクリックし、テスト手順画面を表示する


2.6. テスト手順画面にて、「動作」「画面名(設定値1)」「要素名(設定値2)」「設定値(設定値3)」を入力する
(例) 書籍データを追加できることを検証する
[手順1] 動作欄を選択し、左の動作一覧より「Windowsアプリを起動する」をクリックする
(動作の選択中セルに「Windowsアプリを起動する」が挿入される


[手順2] 動作欄を選択し、左の動作一覧より「要素をクリックする」をクリックする
(動作の選択中セルに「要素をクリックする」が挿入される


[手順3] 画面名列と要素名列に対応する任意の値を入力する


残りは、画像の通り入力する。

プロジェクトのインポートして確認してみてください。
プロジェクトファイルをインポートしよう


(今回使用した標準動作入力内容)
Windowsアプリ標準動作/4.0.000リリースでの標準動作変更
/t-dash/function/tutorial/windowsapp_vol_002

動作
(左動作一覧から選択)
画面名(設定値1)
(直接入力)
要素名(設定値2)
(直接入力)
設定値(設定値3)
(直接入力)
Windowsアプリを起動する
要素をクリックする 蔵書管理 書籍を追加
テキストを入力する 書籍の編集 書名 テスト書籍
コンボボックスをアイテム名で選択する 書籍の編集 カテゴリー 漫画
要素をダブルクリックする 蔵書管理 ID11
テキストボックスの値が一致するか検証する 書籍の編集 書名 テスト書籍
コンボボックスが指定した値を含んでいるか検証する 書籍の編集 カテゴリー 漫画
Windowsアプリを終了する


2.7. すべてのテスト手順が入力できたら、「保存する」ボタンをクリックする

3. 画面定義を作成する

テストケース作成時に、任意の画面名、要素名を入力すると、画面定義に一部入力済みの画面が登録されます。
一部の入力では自動テストの実行はできないため、残り部分の登録を行います。

画面定義】Windowsアプリのキャプチャツールを使用しよう 参照
/t-dash/function/tutorial/windowsapp_vol_003

4. 自動テストを実行する

実行する際には対象のアプリは閉じておいてください。再度立ち上げてしまいます。

4.1. サイドメニューから、テストスイートをクリックし、
実行したいテストスイート名、テストケース名の左にあるチェックボックスをONにする


4.2. 「選択したテストを実行する」ボタンをクリックする


4.3. テスト実行画面が表示され、テストの実行状況がリアルタイムで表示される
  ※ テスト実行を完了するボタンをクリックすると、テストが途中終了されます



4.5. テスト実行が完了すると、「テストレポートを開く」ボタンが活性化する

5. レポートを確認する

自動テストの実行が完了すると、テストレポートが自動で作成されます。テストレポートは、実行完了後の画面とダッシュボードの2画面より確認できます。

「テストレポートを開く」またはダッシュボードでリンクをクリックすると、別タブにてテストスイート統計レポートが表示されます。

失敗時はスクリーンショットも取られます。