Capability Configurator

概要

Capability モバイルアプリのテストを簡単に設定できるツールです。
これを使うことで、テストに必要な設定(desired capabilities)を自動的に生成し、テストスクリプトに組み込むことができます。

Capability Configuratorでできること

  • テスト環境の設定:使用するデバイスやOS、テストの種類を選択できます。
  • 追加機能の有効化:ログのキャプチャ、ビデオ録画、パフォーマンスデータの収集など、テストに役立つ機能を有効にできます。
  • desired capabilitiesの生成:テストに必要な設定を簡単に生成し、コピーして使用できます。

desired capabilitiesとは
テストを実行するための設定オプションのセットです。これらの設定を使って、どのデバイスやアプリでテストを行うかを指定します。
例えば、以下のような情報が含まれます。
  • platformName:テストするプラットフォーム(例:Android、iOS)
  • deviceName:テストするデバイスの名前
  • app:テストするアプリのパス
  • platformVersion:デバイスのOSバージョン
これらの設定を使うことで、テスト環境を簡単に構築し、効率的にテストを実行できます。

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もくじ

基本操作

  1. 「Start」画面から「Capabilities」をクリックします。
  2. Capability Configuratorが表示されました。
  3. Capabilities Configuratorページで、使用するOSとAutomation Typeを選択します。
    ここでは、OS「Android」、Automation Type「Browser Teasting」と選択します。
    Automation Typeにて「App Teasting」を選択した場合は、基本操作以外に選択すべき項目が増えます。
    基本操作に追加して、 AndroidのアプリケーションテストiOSのアプリケーションテストをご確認ください。
  4. ログのキャプチャ、Wildnetの有効化、ビデオキャプチャ、パフォーマンスデータのキャプチャなど、必要な設定を有効にします。
    • Enable Devoce logs:
      テスト中のデバイスログをキャプチャすることができます。これにより、アプリの動作やエラーの詳細を確認できます。
      詳細はデバイスログの確認をご確認ください。
    • Wildnet:
      Wildnet機能を使用すると、AnyTestプラットフォーム上のデバイスでローカルサイトや内部サーバーをテストできます。
      詳細はWildnetをご確認ください。
    • Enable Video:
      テストセッション中のビデオキャプチャも可能です。これにより、テストの進行状況をビデオで記録し、後で確認することができます。
      詳細はビデオキャプチャをご確認ください。
    • Enable Performance Data:
      パフォーマンスデータのキャプチャ機能を使用すると、アプリのCPU使用率、メモリ使用量、バッテリー消費、ネットワーク使用量などのパフォーマンスメトリクスを監視できます。
      これにより、アプリのパフォーマンスを最適化し、ボトルネックを特定することができます。
      詳細はパフォーマンスの監視をご確認ください。
  5. DEVICE LOCATIONは「AnyTest」で固定です。
  6. Protocolを「legacy」と「w3c」より選択します。
  7. APPIUM NERSIONSを選択します。
  8. ①「デバイス名」、もしくは②「メーカーとOSバージョン」より、デバイスを選択します。
  9. ①デバイス名より選択する場合
    DEVICE FULL NAMEより、使用したいデバイスを選択します。
  10. ②メーカーとOSバージョンより選択する場合
    DEVICE MANUFACTERよりメーカーを選択します。
  11. DEVICE VERSIONより、OSバージョンを選択します。
  12. DURATION(in minutes)を入力します。10分以上、かつ1分単位で設定できます。
  13. 「Gaenrate Capabilities」をクリックし、Appiumスクリプトを生成します。
    「Reset」をクリックすることで、選択した項目が初期化されます。
  14. 画面右側にAppiumスクリプトが生成されました。
  15. スクリプトの修正が必要な場合は、「編集」アイコンをクリックします。
    画面右下に成功通知が表示され、編集できる状態になります。
  16. スクリプトを直接編集しました。
  17. 「コピー」アイコンをクリックすると、生成したスクリプトがコピーできます。
    画面右下に成功通知が表示され、スクリプトがコピーでされました。

Androidのアプリケーションテスト

  1. OS「Android」、Automation Type「App Teasting」を選択した場合は、APPLICATION NAME・APP PACKAGE・APP ACTIVITYと項目が3つ増えます。
    それ以外の項目は基本操作と同様です。
  2. APPLICATION NAMEを選択します。My Dataにアップロードされているapkファイルが表示されます。
    My Dataにアップロードする方法はAndroidアプリをアップロードするをご確認ください。
  3. APP PACKAGE・APP ACTIVITYを入力します。アプリケーションのマニフェストファイルもしくは、アプリの開発者に確認ください。
  4. 「Generate Capabilities」をクリックし、Appiumスクリプトを生成します。
  5. OS「Android」、Automation Type「App Teasting」のスクリプトが生成されました。

iOSのアプリケーションテスト

  1. OS「iOS」、Automation Type「App Teasting」を選択した場合は、APPLICATION NAME・BUNDLE IDと項目が2つ増えます。
    それ以外の項目は基本操作と同様です。
  2. APPLICATION NAMEを選択します。My Dataにアップロードされているipaファイルが表示されます。
    My Dataにアップロードする方法はiOSアプリをアップロードするをご確認ください。
  3. BUNDLE IDを入力します。iTunesConnectもしくは、アプリの開発者に確認ください。
  4. 「Generate Capabilities」をクリックし、Appiumスクリプトを生成します。
  5. OS「iOS」、Automation Type「App Teasting」のスクリプトが生成されました。