ミッションやビジョンを共有して、
同じ視点でモノづくり環境を支えてくれている
『スモールビジネスを、世界の主役に。』を
ミッションに掲げ、最先端のSaaS開発に挑む
『フリー株式会社』
:はじめにフリー株式会社様の概要をお教えください。
:はじめにフリー株式会社様の概要をお教えください。
西出 様:
『フリー株式会社はミッションに『スモールビジネスを、世界の主役に。』を掲げています。日本の99パーセント以上の企業は中小企業でスモールビジネスを展開しています。中小企業は大企業に比べるとまだまだ課題が多い状況です。スモールビジネスに携わるすべての人が、じぶんらしく自信をもって経営できるように、これらの課題を解決することに当社は真剣に取り組んでいます。
当社では「マジ価値」と呼んでいますが、「ユーザーにとって本当に価値があるか」という観点を重視してモノを作っています。スモールビジネスの方々に「使いたい」とか「楽だな」って思っていただかないと意味がないと思うからです。ここを大切にしています。
:御社が世の中を良くしていくことに取り組まれているなかで、バルテスはどのような領域でお手伝いをさせていただいていますでしょうか?
西出 様:
私は、品質保証を担うQAチームに所属しています。バルテス様には、当社全体のサービス品質を良くしていく部分に参画してもらっています。
バルテス様を知ったきっかけは、基盤に対するQAをどのように対応していくべきなのか、その構想を一緒に考え、ご支援いただけるパートナー様を探していた時期に、社内にバルテス様とお付き合いをしている者がおり、そこから支援に入ってもらうことになりました。
現在では、いろいろな領域を担ってもらっていますが、最も長いのがサービスの核となる基盤周りのQA支援業務です。これは何かというと当社には数多くのプロダクトがあり、それぞれが会計、人事、労務等のサービスに分かれているものの、最終的に各サービスは統合型ERPとして情報が一元化されるため、全てのプロダクトが繋がっていると言えます。この全てのプロダクトに共通して使用する基盤等々の開発を、約3~4年ほど前から実施しており、バルテス様には、主にこの基盤部分に対して長く携わってもらっています。
基盤部分は難しく、ひとつをいじると多数のプロダクトに影響がでます。そのため影響が出た場合の影響範囲を探すためには、連携するプロダクトを開発しているチームとのコミュニケーションが重要になります。そういった複雑な領域に対しても臆することなく、積極的に対応してくれました。その判断や対応から、バルテス様には徐々に他のサービス領域でも、品質を担保するためのご支援をお願いするようになりました。
積極的に踏み込んだ形で活動し、
品質に貢献してくれた
:現在どのような点でバルテスを評価いただいておりますでしょうか?
:現在どのような点でバルテスを評価いただいておりますでしょうか?
西出 様:
基盤が連携しているサービスは多く、関わる全ての部署とコミュニケーションをとらなければなりません。業務委託契約をしている会社が、そういった点をフォローしてくれるイメージは元々なかったのですが、バルテス様は積極的に踏み込んだ形でコミュニケーションをとってくれており、大変驚きました。
また、基盤部分は他と比べると、テスト手法が特殊な一面があります。UIだけでは詳細が分からない部分などが多く、バルテス様とどういったテストが有効になりそうかなどを一緒に考えていきながら実践していくことで、独自のノウハウを蓄積することができました。
また、テスト設計前にリスクを洗い出しすることで、事前に問題を予防し、エンジニア自身も気づけなかった不具合を見つけることもできており、当社の品質に大きく貢献してもらっています。
:バルテスのサービスを導入して、他にどのような効果があったか教えてください。
西出 様:
現在、QAのビジョンとして『当たり前品質の高速フィードバック』を掲げています。
品質とスピードを体現するためには、品質に関するフィードバックをできるだけ手前の段階ですることで、手戻り減り、リリーススピードを速めることができます。
このような背景があるなかでも、多くの不具合をバルテス様に見つけてもらえており、エンドユーザーに対して不具合を届けることなく、リリースできたことが最大の効果だと考えています。これは当社の「マジ価値」の観点に繋がる大切なポイントです。また、利用することで得られるサービスの価値を、ユーザーに素早く提供し、そのクオリティを継続的に担保することも重要です。当社ではこれらを大事な「マジ価値」のひとつだと考えており、大きな品質効果が得られたと感じています。
一緒の視点でユーザーにとって
何がいいのかを考えてくれる
:今後、どのような取り組みを考えておられますか? また、バルテスにはどのようなことを期待されていますか?
:今後、どのような取り組みを考えておられますか? また、バルテスにはどのようなことを期待されていますか?
西出 様:
基盤周りは自動テストが活かせる領域だと思っています。問題の影響範囲が分からないこともあるなかで、例えばリグレッションテストを自動化して、日常のリリースにおけるデグレ予防を効率化したいのですが、まだ手をつけることができていません。
また、画面がなく、APIのみでアクセスする必要がある基盤も存在します。APIを使ったり、プログラミングスキルなどが必要になったりしますが、基盤QAならではの領域でもあるので、積極的に取り組んでいきたいと考えています。
:最後に、バルテスの第三者検証サービスの利用を検討している皆様にアドバイスをお願いします。
西出 様:
バルテス様は、当社が掲げる「マジ価値」に向けて一緒に進んでくれるパートナーだと考えています。一緒の視点でユーザーにとって何が最適で、ご満足いただくためにはどうするべきなのかを真剣に考えてくれる。そんなユーザー視点のパートナーをお探しの企業様には、合っていると思います。また、どういったリスクや問題点があるのかを、幅広い視点でご支援くださり、当社の品質に大きく貢献してくれています。今後も積極的なアドバイスを期待しています。