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導入事例

フォントワークス株式会社様

バルテスがプロジェクト自体を成功させるために
動いてくれて、ありがたいと感じました。

フォントワークス株式会社は、1993年に創業された日本を代表するフォントメーカーです。この度、主力サービスであるフォントのサブスクリプションサービス『LETS』の2021年2月のリニューアルリリースに伴い、バルテスの第三者検証をご利用くださいました。

そこで今回は、フォントワークス株式会社のシステム開発関係者の皆さまに新『LETS』のお話と、バルテスの第三者検証をご利用になった理由や感想や効果についてお伺いしました。

<もじと もっと じゆうに>
文字文化を創造するフォントワークス

はじめに、御社のサービスについて、概要を教えてください。

LETSのフォント管理画面

はじめに、御社のサービスについて、概要を教えてください。

夏目 麻衣子 様(以下、夏目 様):
フォントワークス株式会社は、「もじと もっと じゆうに」というタグラインのもと、進化し続けるコミュニケーションを常に予見し、時代と環境に適した機能・サービスを提供しているフォントメーカーです。東京・青山にヘッドオフィスがあり、フォントのデザインや検証をするクリエイトラボは福岡市にあります。

『当社には、『LETS』という大きなサービスがあります。今回はこの『LETS』のリニューアルでバルテスに協力してもらいました。

『LETS』の名は“LEADING EDGE TYPE SOLUTION”の略で、時代の最先端を行くフォントサービスと位置づけている、2002年から提供している年間定額制サービスです。フォントワークスの製品以外でも国内外を代表するフォントメーカー様のフォントも定額で利用できたり、使用許諾が明確なので、安心してご利用いただけるなど、ユーザーのニーズや時代の流れに沿った進化をしてきました。そして、満を持して2021年2月に大きなリニューアルを実施しました。

今回、進化したポイントは大きく4つあります。ひとつめは『ユーザー単位のライセンス形態』への変更です。また、『2台まで同時接続可能』になり、在宅勤務などでの利便性が増しました。そして『Webベースでインストール』できるようになり、『PC間でフォントリストを同期』することも可能になり、大きくユーザービリティが向上しているのが特徴になっています。

フォントワークスとバルテスとの出会いについて

御社とバルテスが出会った“きっかけ”はどのようなものでしたか?

CTO 佐藤 雅己 様
(ZOOMによるオンライン・インタビュー画像です)

御社とバルテスが出会った“きっかけ”はどのようなものでしたか?

松下 佳代 様(以下、松下 様):
当社の開発担当者が『Japan IT Week』に見学に行った際にバルテスが出展していて、その技術者が「第三者検証は実際どうなのか」と興味を持ち、話を聞いたのがきっかけでした。

フォントワークス様のようなクリエイティブな会社と第三者検証はイメージが結びつきにくい印象がありますが、どのような理由でお声がけいただいたのでしょうか?

松下 様:
当社はフォントを創っているので、その検証についてはプロであると自負しています。しかし、自社で開発するインストーラーなど、フォントを利用するためのソフトウェア等の検証が不足していると感じていた部分があったため、第三者に検証してもらうのが大事ではないかと開発技術者は考えていたようです。

佐藤 雅己 様(以下、佐藤 様):
当社は、Webサイトや、ユーザーがPCやスマートフォンにアプリを入れてフォントを管理する仕組みも自社で提供しています。その強みもあって、サブスクリプションサービスを2002年にはじめることができました。今回、『LETS』のリニューアルでも新たなライセンス形態を取り入れることができたのもそのためです。

ただ、当社には、一般的な開発会社のように開発エンジニアや検証チームが何十名もいるわけではありません。その状況で、ユーザーが増え、使用いただく環境も多様化すると、私たちだけで検証しきるのは難しいため、検証会社を探し始めていたことが背景にはありました。

とくに、今回のリニューアルで提供する新『LETS』では仕様が大きく変わっていますので、できるだけバグを出さないよう、しっかり検証してユーザーに届けていきたいという想いがあったことがバルテスとの出会いに繋がっています。

ユーザーが増加し、リニューアルをされることで検証の重要度が増していたということでしょうか?

佐藤 様:
ユーザーにはデザイナーなど、プロフェッショナルの方が多いので、クリエイティブに集中していただける、質の高いサービスを提供したい想いが当社にはあります。利用において技術的な負担をかけてしてしまうのは、サービス本来の姿ではないので、できる限り、不具合を取り除いておきたいと考えています。

タイミングの良い反応と
提案内容を重視してバルテスを選択

検証会社を探されていた中で、バルテスを選ばれた理由を教えてください。

開発部 技術開発・R&Dグループ サブマネージャー
猿渡 智明 様
(ZOOMによるオンライン・インタビュー画像です)

検証会社を探されていた中で、バルテスを選ばれた理由を教えてください。

松下 様:
最終的に内容とコストの釣り合いで決めたのですが、バルテスは質問に対するレスポンスが良く、営業担当者の印象が良かったことも要因の1つです。

佐藤 様:
当社はサブスクリプションサービスをいち早く導入するなど、タグラインの<もじと もっと じゆうに>を体現するため新しいサービスにもスピード感を持って取り組んでいます。

第三者に検証してもらう際にレスポンスの問題が起こると、私たちが目指している、早く新しいものを提供することに追い付かなくなるため、タイミングの良い反応を重視していました。加えて、出てきた提案内容が優れていたので、バルテスを選定しました。

そこから何度かリピートしてご利用いたただいていますが、ポイントはどういった点にありますか?

猿渡 智明 様(以下、猿渡 様):
すでに3~4回ほどお願いしています。当社では、毎回相見積もりを実施していますが、最終的にいつもバルテスに決まるのは、提案内容やコストが私たちの求めているものにマッチしているからです。プロジェクト担当者が毎回、同じことにも安心感があります。

佐藤 様:
ユーザーに負担をかけない視点で、計画から検証、テストサマリの提出まで一貫してお願いしています。正直、同じような提案が各社から出てきていると考えていますが、当社はフォントメーカーであり、フォントを創りテストすることではプロですが、システムをテストする部分で、バルテスに設計書レベルから仕様決定のところでも支援いただけることを評価しました。

御社としては新しいサービスを投入されていく中で、スピード感を重視して検証の設計をされていったのでしょうか?

佐藤 様:
もちろんそうですね。その都度、バルテスから提案してもらって、私たちでも効果を検討して、限られた期間の中で、どこを中心的にやっていくべきなのか、スピード感を持って最適化した検証をすることができました。

開発の時点ごとに最適なテストの内容を
提案してもらえた点が良かった

バルテスの第三者検証を導入して良いと思われた点を教えてください。

松下 様:
私たちはフォントメーカーなので、フォントに関する知識はあります。バルテスが最初にテストを設計しているとき、私たちには常識だと思っていたことを質問されて、一般の方のフォントに対する知識レベルがわかったのは収穫でした。当たり前だと思っていたことが、当たり前ではなかったんです。

佐藤 様:
あとは、私たちが検証したい部分や不安に思っている部分を蓄積してくれていたことが印象に残っています。2回目、3回目と何度もプロジェクトを重ねるごとにさらにやりやすくなっていました。お互いに、フォントに関する部分と、一般的に検証しなければならない部分がわかり、会話がしやすくなっていったことは間違いないと思います。毎回、いちからフォントのことを説明するというわけではなく、同じ担当者がついてくれることで「よろしくお願いします」という感覚で進められました。

いい形で、会社を越えたチームができたことが、ひとつの効果といえそうですね。

佐藤 様:
おそらく、バルテスもそういう意志を持ってプロジェクトを進めてくれたと思っています。

バルテス担当者:
バルテス側もフォントの知識が蓄積でき、毎回サマリーレポートまでご依頼ただいていることで、検証結果を分析した上で、次の検証に活かすサイクルが上手くまわせているため、良い関係が構築できたと考えています。

“仕様の考慮漏れに気付けた“のは
第三者検証の付加価値だと思います

今回のプロジェクトでバルテスの第三者検証を利用して、どんな感想をお持ちになりましたか?

山田 裕美 様(以下、山田 様):
毎回、テスト設計をして、設計書も一通り見てもらいましたが、その段階で、設計自体が想定と違っていたことなどで、指摘と気づきを与えてくれるので助かりました。バルテスからの仕様に関する質問の中で、条件の考慮漏れも発見することができ、机上では気づきにくいところをご指摘いただき、非常に助かりました。第三者検証会社に依頼する付加価値の1つだと思います。

また、専門家ならではの手厚いフォローも印象的です。今回はブラウザまわりの検証が多かったのですが、例えば、新規ウィンドウを開く方法がコマンドキーやオプションキーを押しながら何かを押すといったバリエーションがある場合、そういったところを全てリストアップしてくれました。

猿渡 様:
その中でも、全体のスケジュールと単元ごとに、そのときはどのような検証をしたら最適かといったことも提案をいただけてありがたかったです。今回のプロジェクトは、スケジュールがタイトでしたが、その時点ごとに最適なテストの内容を提案してもらえたので、安心して判断し、お任せすることができました。

バルテス担当者:
バルテスとしても、スムーズに検証が進む理想のモデルはありますが、やはり、ビジネスチャンスや、リリースタイミング等のスケジュールがありますので、それに合わせて検証と提案をするよう努めました。

今後のバルテスに期待したいこと

今後、バルテスにはどのようなことを期待されていますか?

(ZOOMによるオンライン・インタビュー画像です)

今後、バルテスにはどのようなことを期待されていますか?

佐藤 様:
ツーといえばカーの関係性ですかね(笑)

(一同笑)

佐藤 様:
私たちは今後も、いろいろな新しいものをいち早くユーザーにお届けしたいと思っていますので、スピード感や柔軟性は非常に大切であると考えています。

最後に、バルテスを利用された感想を、一言ずつお願いします。

松下 様:
回を重ねるごとに親しくなりつつも、適度な距離感を保って、見逃さず検証や指摘もしてくれるのでとても信頼しています。

山田 様:
ずっと一緒にやっている感覚ですが、テスト設計から毎回、「こんな細かいところまで見てくれるんだ」と思えるほど、かゆいところまで手が届くパートナーです。これからもよろしくお願いします。

猿渡 様:
検証といえばバルテスと感じており、頼りにしています。

佐藤 様:
バルテスは、他の協力会社とも上手く棲み分けをしてくれて、プロジェクト自体を成功させるために動いてくれて、とてもありがたいと感じました。

本日はいろいろお話しいただき、
ありがとうございました。
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